対応材質

材質についてのご相談、承ります。

加工性、耐久性、質量、耐食性、耐候性、限界過負荷など
金属部品に求められる性質は千差万別です。
金属加工にあたって材質をご指定いただく場合がほとんどですが、
たとえば自動化・省力化機器をご提案する際は
材質についてもご提案させて頂きます。

金属部品の加工に携わり約60年以上。
あらゆるパーツ製造を行ってきた経験を活かして、
「使用期間」や「モーメント」など見えない部分までを考慮した材質選択のノウハウをぜひご検討下さい。

金属加工で対応可能な材質

材質 画像 対応可能な
材質名
材質について
鉄 SS400、S45C、
SCM435 等
一番標準的な金属です。
加工頻度が高く、刃物や切削条件など、様々な材質の中で一番管理が行いやすい材料です。
アルミ アルミ A5052、A2017、
A7075 等
傷がつきやすい材料ですので、細部にいたるまで傷がつかないように工夫をして切削しています。
ステンレス ステンレス SUS304、SUS303、SUS440C 等 ネバ硬い特徴を持っているため、刃物の管理を鉄、アルミより慎重に確認した上で切削しております。
真鍮 真鍮 C2801、エコブラス 等 酸化して変色が早いことや、品番によっては不純物を多く含むものがあるため、十分に注意をしつつ加工を行っています。
特殊鋼 特殊鋼 SKD11、SK-3、SKS3、SPH40 等 とにかくネバ硬いのが特徴です。
そのため、加工を行いづらいですが、使用頻度は高いこともあり、今までの加工条件等のノウハウをもとに精度よく仕上げています。
銅 C1100 等 柔らかい材料ですがアルミよりもネバいのが特徴です。
切削したキリコが巻きつく可能性も高いため、確認を何度も行い作業を施しております。

樹脂加工で対応可能な材質

材質 画像 対応可能な
材質名
材質について
エンプラ エンプラ 鉄超高分子PE-3 等 とにかく柔らかく、反りが出やすい材料です。
食品用などに使用することが多いため、使用するときは必ず反りが出やすいことを説明し、お客様に理解していただいたうえで加工を行っています。
MCナイロン MCナイロン MC901、CDR6、CDR9 等 製品品番の中でCDR6、CDR9が同色のため混在する可能性が高いです。
そのため、導電性を持つ特徴を活かし、テスター等を使用して通電値を確認したうえで加工を行っていきます。
ジュラコンベークライト ジュラコンベークライト POM、PF 等 POMは加工を行い易く刃物の持ちも良いですが、寸法が出にくいため、加工時には寸法をしっかりと把握出来るように気を付けています。
PFはキリコが粉末状になる特徴があるため、防塵、油切削を行い対応しています。同時に割れやすい材質であるため、現在の状態を通常よりさらに確認しつつ加工を行っています。
アクリル、塩ビ アクリル、塩ビ PMMA(アクリル)、PVC(塩ビ) 等 少し硬い性質を持っています。
そのため切削中に角が割れる事も多く、加工前や加工中に何度も材質の状態確認を重ね加工を行っています。
また、加工を行うための設備に材質を固定した際、表面にキズがつきやすいのも材質の特徴であり、紙等を挟みキズが付くのを防いでいます。
ABS ABS ABS 等 熱に弱く、負荷が高まると加工品が割れてしまうことや、溶けてしまう可能性がある材質です。
そのため、加工時には熱度の確認を厳しく行い、ほとんど負荷がかからないように加工を行います。
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